洗濯機を車に載せる方法や運び方について、横置きは大丈夫なのかについて詳しくご紹介しています。
引っ越しでなるべくお金をかけたくない人、近場の引っ越しで必要ない人は、引っ越し業者に頼まずに自分たちだけで引っ越す人もいると思います。
しかし素人が運ぶのは難しく注意が必要なものがいくつかあります。
経験のある人は思い当たると思いますが、大型の家電には特に苦労させられます。
さらにその中でも洗濯機は前からの準備といい、その大きさ・重さといい、繊細さといい特に気を付けて運ばなければいけません。
私も何度か自分たちだけで引っ越したときは洗濯機がかなりの関門で、手伝ってくれた人のなかに電気工事関係者や運送関係者がいてくれたので何とかなりました。
今回はそんな洗濯機の運び方について、引っ越しのときに教わったことも参考にお伝えしたいと思います。
洗濯機を車に載せる方法と運び方!注意点は?
〇事前準備
まず洗濯機を運び出す前に必要な準備ですが、必ず「水抜き」をしましょう。
給水ホースと洗濯機本体、排水ホースと順番に水抜きします。
方法は機種によって違うので取り扱い説明書を見ながらすすめるのが確実です。
水抜きが済んだら給水ホースと排水ホースを取り外します。
ホース内には水が残っていることがあるので、外すときはタオルをあて、ホースはよく水切りしておきます。
外したホースやホースを留めていた口金は無くならないように一まとめにしておくことをおすすめします。
ホースはまとめたら洗濯機の中に入れて運べるので忘れずに入れておきます。
このことを教えてもらったときは目からウロコで、なるほど!と納得しました。
コードは邪魔にならないように短くまとめておくと絡まったり引っかかったりする事故を防げます。
洗濯機本体を傷つけたくないときは、本体の周りを毛布などで巻いておきましょう。
ただし本体に運搬用の取っ手となるようなくぼみがある場合はそこは空けておくほうが良いでしょう。
〇運搬
洗濯機は非常に重いので、慣れない人は必ず複数人で運ぶようにしましょう。
ドラム式は特に重くて60kg以上あるものがほとんどです。
怪我や故障のないように運びたいですよね。
それから運搬のときは全体がゴム張りになっている軍手を使用するのがおすすめです。
重くて表面がつるっとしている洗濯機を運ぶには間違いなく役立つアイテムです。
私は普通の、掌にツブツブのついた軍手を用意していましたが、手伝いにきてくれた身内はちゃんとゴム張りの軍手を持参していました。
さて、いよいよ車まで運搬します。
二人で運ぶ場合は洗濯機を少しだけ傾け、前側の人はやや上のほうを、後ろ側の人は底を持ち上げます。
取っ手がある場合はそこを持つといいですね。
二人とも底を持ってしまうと安定感がなくなりますが、少し斜めにすることで持ちやすくなります。
ただし、絶対に横向きにならないように気を付けましょう。
それから、当たり前のこのようですが、二人で持つときは声の掛け合いが大事です。
しつこいくらいに「あげるよ!」「進むよ!」「角があるよ!」と声をかけ合うことで安全に、相手を気遣いながら運ぶことができます。
さて、運搬する車ですが、洗濯機を積む車はなるべく軽トラなど縦積みができるトラックを用意しましょう。
立たせて積んだら振動で動かないようにロープ等で固定します。
横に積むのは絶対にNGです。
少しくらいいいんじゃない?と思う人もいるかもしれません。横積みにしたらどうなってしまうのでしょうか?
洗濯機の横置きはOK?やってはいけない運び方
洗濯機の中には洗濯槽があります。
みなさんが洗濯物を入れるところで、手で揺らしたり、洗濯物を入れたときにゆらゆら動きますよね。
洗濯槽は完全に固定されておらず、吊り下げられた状態になっています。
だから横向きにすると、この吊り下げている部分が外れてしまう恐れもあります!
するともう取り付け直すことは素人にはできず、洗濯槽が回らない、つまり壊れてしまう、ということになります。
特にドラム式の洗濯機は少しの揺れでも縦横に洗濯槽が揺れ動いて故障につながります。
そのため、ドラム式の洗濯機には購入したときに「固定ボトル」というものが付属品としてついてきます。
運搬するときは必ずこの「固定ボトル」を取り付けるようにしましょう。
縦型の洗濯機もドラム式ほどではないにしろ、揺れは洗濯槽を吊り下げている部分の破損の原因になるので、購入時に挟まっていた発泡スチロールやバスタオルなどを、洗濯槽と本体の間に挟み込んでなるべく固定された状態にしておくと安心です。
その際無理やり詰め込んで吊り下げている部分を壊してしまわないように気を付けて取り付けましょう。
まとめ
洗濯機を運ぶのは面倒で、力もいりますが、準備も運び方も、安全のため、故障を防ぐためには
欠かすことができない注意点ばかりです。
どうか怪我のないように落ち着いて、各注意点を注意深く守り、安全に運んでくださいね。