漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方!日焼け止めを使うと変色しやすい?

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漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方!日焼け止めを使うと変色しやすい 学習

漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方や、日焼け止めを使うと変色しやすい原因についてまとめています。

学校で使う体操服を塩素系漂白剤と一緒に洗濯したら、ピンクに変色してしまいますよ!

それは、日焼け止めが理由だと言われているんですね。

まだらなピンク色が目立つ体操服になってしまっても、諦めなくて良い方法をご紹介しますね。

今回は、塩素系漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方や、日焼け止めを使うと変色しやすい理由、ピンクに変色しないための予防策についても詳しくご紹介していきます。

漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方!

漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方をご紹介します。

白い洋服、特に制服や体操服などを洗うときはやはり真っ白にしたいので、漂白剤を使いたいですよね。

それなのに、漂白剤を使って洗濯したらピンク色になってしまった…という悲劇に見舞われた人もいるのではないでしょうか。

それはもしかしたら塩素系漂白剤を使ったのではないでしょうか。

顔や首、腕などに塗った日焼け止めが衣類について、それと塩素系漂白剤が反応してピンク色に変色してしまうことがあるのです。

ではもうピンク色になった衣類はもとに戻らないのでしょうか。

実はこれは衣類そのものがピンクに染まったわけではなく、衣類に残った日焼け止め成分が変色しているので、日焼け止め成分を取り除けばもとに戻すことができる、という理屈になります。

その落とし方として、まずは洗濯用洗剤でつけ置き、もみ洗いする方法があります。

洗剤メーカーによると、洗浄力の高い濃縮タイプの洗濯用洗剤を使うのが良いようです。

変色部分に直接たっぷりと塗布して、そのまま5~15分置きます。
そして生地をいためないように、ていねいにもみ洗いをし、よくすすぎます。

一度でピンク色が落ちないときは、何度か同じ工程を繰り返しましょう。

また、洗濯用固形洗剤をお湯でしっかり泡立てて、ていねいにもみ洗いするという方法もあります。

日焼け止め成分が衣類の繊維の奥の方まで入り込んでいしまっているので、泡を繊維の奥まで行き届かせて日焼け止め成分を浮かび上がらせるように、もみ洗いするといいでしょう。

それでも落ちない!何回も洗うのは大変!という場合は「酵素系漂白剤」を使うといいですよ。

「漂白剤でピンクに変色してしまったのに、また漂白剤?!」と思われるかもしれませんが、変色の原因となったのは「塩素系漂白剤」で、それを落とすために「酵素系漂白剤」を使います。

酵素系漂白剤は40℃くらいのお湯でつけ置きすると効果的です。

体操服やシャツなどは洗面器や桶などを使って、マスクのような小物ならば袋を使うといいですね。

酵素系漂白剤10gに対して40℃くらいのお湯1リットルを溶かし、衣類をつけ置きします。

ピンク色が落ちているか様子を見て、大丈夫そうならよくすすぐか、そのままもう一度洗濯機で普通に洗濯するだけです。

どうしてもピンク色が落ちないならクリーニング

どうしてもピンク色が落ちないならクリーニングを試してみても良いですよ。

あらゆる方法を試してみてもどうしてもピンク色が落ちない、というときは最終手段でクリーニングに出してみましょう。

繊維の奥深くに日焼け止め成分がしみ込んでしまって、もみ洗いしても落ちなくなっているのかもしれません。

クリーニング店は洗濯のプロ。

もちろんこのような事例も取り扱ったことがあるでしょうし、汚れ落としはお手の物でしょう。

どうしても落ちない!とイライラするより、いっそプロに頼んでみるのも一つの手です。

日焼け止めと漂白剤を同時に使用すると変色する理由は化学変化?

日焼け止めと漂白剤を同時に使うと変色しやすい理由は化学変化だと言われています。詳しくご説明していきますね。

漂白剤の中でもハイターなどの塩素系漂白剤を使用すると、日焼け止め成分がついた部分がピンク色に変色してしまう、ということでしたよね。

それは、塩素系漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムという成分が含まれているからです。

さらに日焼け止めには紫外線吸収剤が含まれていて、その成分の一部が次亜塩素酸ナトリウムと反応して変色を起こしてしまうそうです。

詳しい反応についてまでは説明できませんが、この二つの成分が反応してピンク色になってしまう、ということは分かっています。

変色しないための予防策

ピンクに変色しないための予防策もご紹介します。

日焼け止めと塩素系漂白剤が反応してピンクに変色するということが分かりましたので、その二つを同時に使うことをやめるのが一番の予防策ですね。

とはいえ、ファウンデーションにも日焼け止め成分が入っているものもあるし、紫外線の強い時期は日焼け止めを使うことをやめる、というわけにもいかないでしょう。

そこで、日焼け止めを使う日や、日焼け止め・ファウンデーションが当たる衣類には塩素系漂白剤を使用しないようにしましょう。

すっきり漂白したいときは、やや効き目は劣りますが、酵素系漂白剤を使うと、変色の心配はありません。

酵素系漂白剤は色柄物にも使えるので安心です。

家に酵素系漂白材はないけど、漂白したい!どうしてもすっきり洗い上げるために塩素系漂白剤を使いたい!という場合は、先に衣類についた日焼け止め成分を、洗濯用洗剤で手洗いして落としておくとよいでしょう。

日焼け止め成分が残っていなければ、塩素系漂白剤を使って洗濯してもピンク色に変色せずに済みますよね。

漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方まとめ

漂白剤でピンクに変色した衣類の戻し方や、日焼け止めを使うと変色しやすい理由と、ピンクに変色しないための予防策について詳しくお伝えしてきました。

衣類についた日焼け止め成分が、洗濯したときに塩素系漂白剤と化学反応をおこしてピンク色に変色してしまうことがあります。

そのときは落ち着いて洗剤でもみ洗いしたり、酵素系漂白剤でつけ置きしたりして日焼け止め成分を落とすように心がけましょう。

日焼け止めを使ったら、塩素系漂白剤は使うピンクに変色してしまうと頭の片隅に入れておくだけで慌てずにすみますよ!

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